画像引用:メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
フリマアプリ最大手として絶大な知名度
「メルカリ」は、スマホを使ったフリマアプリの代名詞にもなっているモンスターアプリです。
2016年時点でのDL数は2500万を超えており、業界第二位の「フリル」が同年のDL数450万ということと比較をすれば、いかに業界全体に与えているインパクトが大きいかということがわかるでしょう。
2014年9月からは米国内でもサービスを開始しており、今後もさらに事業規模を拡大していくことが予想されています。
これまで個人間の売買をするサービスとしては「ヤフオク!」一強という業界地図ができていましたが、その牙城を初めて崩したのが「メルカリ」です。
2015年には月間利用者数をついにメルカリがヤフオク!を上回ったということが大きなニュースとなっており、個人間売買を行うツールがパソコンからスマホに本格的に移行したということが伺えます。
メルカリ最大の特徴は、スマホを使って簡単に出品することができ、ボタンひとつで購入ができるという便利さにあるでしょう。
また業界一のシェアのフリマアプリということもあり、大抵のものを簡単に見つけることができるというメリットもあります。
ネットフリマ界の西成と言われるゆえん
メルカリを表現する言葉としてネットスラングになっているのが「フリマアプリ界の西成」です。
西成というのは大阪市西成区のことで、路上などにほとんどゴミかガラクタのように思えるようなものを売る個人がたむろをしている場所があります。
しかしそうしたゴミやクズのように思える品物の中に、突然貴重で高価な製品が混ざっていることもあるというのが西成の特徴で、有象無象な雰囲気そのものが街の個性になっています。
メルカリもそれに非常に近い雰囲気があり、出品されている品物を探していると誰が買うのか全く想像もできないような品物がいくつも見かけられるのです。
実際、若いユーザーの中には驚くような方法で独自の出品をしてお小遣いを稼いでいる人が存在しています。
2017年にはメルカリに「現金」が出品されているということが問題となりましたが、出品されている品物から社会の闇のようなものも見られることもあるでしょう。
こうした違法行為に抵触するような出品があるというのも、やはりメルカリを使用するユーザーが非常に多いということが最大の理由と言えます。
現在ではそうした違法な取引がサービス内で行われないように運営側もかなり厳しく監視をしているようですが、出品をする側もさまざまな工夫をして、巧妙に監視の目を逃れているというのが実情です。
もちろんメルカリを利用する人の大半は良心的な取引をしていますが、そこでどのように隠れて違法取引をする人を取り締まっていくか、ということが大きな課題と言えるでしょう。